Daily Log::

足早に過ぎゆく日々の記録
金銭トラブル
2005年01月20日

金銭貸借明細ファイル添付でメール再送

 メールも手紙もなく3万円を送りつけてきたOさん。意図確認のため、今度は貸借金額を計算したexcelファイルをpdf化して添付してみた。

 昨日三万円を現金書留にて受領しました。月々一万円というお約束でしたが、分割ではなくまとめてお支払いただけるのならば、まず総額の確定をしたほうがよろしいかと存じます。繰り返しになりますが、お金をお支払い頂くより先に総額を確定しなければOさまの借金完済を確認することができません。こちらから送りましたメールへのお返事をよろしくお願いします。
お返事を1月23日までに頂けない場合、
・虚偽の印刷代・刷り直しを申告したこと
・I印刷への印刷代が未払いであること
 以上二点をOさまが認めたものとして、添付したPDFファイルに記載の金額で確定させていただきます。

 たぶん、返事は来ないだろう。返事がなかった場合、書類を内容証明でOさんに送ると共に、自分のサイトに全ての経緯を公表して、足を洗う。……迷いがないわけじゃないけど、この件引きずってると仕事ができない。同人活動は趣味で愉しくやるものであって、人間関係や金銭問題抱えてやるものじゃないと思うしね。早いところ決着をつけてしまおうlaugh.png

Posted by izumi at 23:10 | コメント (0) | Clip!!
2005年01月19日

……

 Oさんからの現金書留を受領。中身は現金のみ、しかも3万円……
 私は「お金を送るより先に印刷代を確定したいから連絡ください」とメールした。最初に送ったのが去年の9月で、それから何度も何度もメールした。けれど一通の返事もなく、郵送した書類は受け取られずに戻ってきて、現金だけが送られてくる。総額が判らないのにお金だけ送ってくるなんて、一体どういうつもりなのか。Oさんの意図は全くわからない。お金だけ返せば良いと思っているのだろうか。まずは連絡をくださいと、何度もメールした私に対する「返事」が、これか。
 流石に今回は、怒っている。

Posted by izumi at 20:51 | コメント (0) | Clip!!
2005年01月18日

どうしたものか2

 帰宅してみると、郵便受けに「郵便物お預かりのお知らせ」が。……Oさんからの現金書留だ!
 さっそく再配達の申し込みをしたけれど、届くのは明日の夜になる。問題は現金以外に同封されているものがあるかどうかだ。あれだけ、あれだけメールしたんだから、印刷代に関する一筆くらい入っていて欲しい。うう、内容がとても気になる……confused.png

Posted by izumi at 23:33 | コメント (1) | Clip!!
2005年01月17日

どうしたものか

 Oさんにメールを出してからほぼ一週間。まだ返事はない。返事を出す気なんて全然ないのだろうなあ……cry.pngこうなると、そろそろこちらも別の手を考える必要がある。ひとつは去年考えていたように、内容証明を送って書面による回答や印鑑の送付を求めること。もうひとつは、あくまでメールで金額を確定することを目的に、返事をお願いすること。ただ、このままメールを出していてもおそらく埒はあかないので、ある種の「脅し文句」を口にする必要がある。Oさんが嫌がるのは「ジャンル内(ホームページ上)で借金&自己破産のことを言いふらされること」なので、「サイトで事情を公表するぞ」という通告は効果があるかもしれない。
 だがそれよりも、もっと効果がありそうな言葉を思いついた。

 自己破産をしている彼女にとって一番嫌なのは、「自己破産の免責取り消し」をされることだろう。免責とは文字通り責任を免じることで、

一般の方はよく破産の申立てをして破産宣告を受ければ、借金がなくなると思っています。しかし、実際は免責決定を受けて初めて借金がなくなるのです。したがって、自己破産をする最終的な目的はこの免責決定を得ることであるといっても過言ではありませんので、くれぐれも免責の申し立ては忘れずにしましょう。

 とあるように自己破産を申請する上での「目標」でもある。これを取り消されると、全ての債権についての支払い義務が生じる。しかも破産そのものは確定したままだから、様々な権利の制限が発生する。即ち、自己破産者にとっては一番避けたい状況のはずだ。

 Oさんは自己破産の申請時に私からの債権を債権者名簿に載せていない。また、遊興費は免責が認められないはずだが、同人誌の印刷代においても免責が行われていることから、虚偽の申告をしている可能性もある。例えばここなどを見ると

賭事、遊興の過去を知っている債権者をことさら債権者名簿に載せなかった事件では、虚偽の債権者名簿を提出したことを理由に(破産法366条の9の3号)免責不許可とした例があります(名古屋高裁、平成5年1月28日決定、判例時報1497-131)。この場合は免責そのものを不許可としたのです。
破産法366条の12第5号は、「破産者が知りて債権者名簿に記載せざりし請求権」は、免責によって責任を逃れることはない旨規定するが、これは、債権者名簿に記載されなかった債権者は、破産手続の開始を知らず、債権の届出をしなかった債権者は、審尋期日をしることができず、そうすれば、免責に対する異議申立ての機会が与えられないことから、債権者が、特に破産宣告の事実を知っていた場合を除き、免責されない債権として債権者を保護しようとしたものである。一方、破産免責制度は、不誠実でない破産者の更生を目的として定められたものであることを併せて考慮すれば、破産者が、債権の存在を知って債権者名簿に記載しなかった場合のみならず、記載しなかったことが過失に基づく場合にも免責されないと解すべきである(東京地方裁判所判決、平成14年2月27日、金融法務事情1656号60頁)。

 だが、どうすれば「免責取り消し」を求めることができるのだろう?自己破産の認定や免責を行うのは家庭裁判所だから、家庭裁判所に訴え出ればいいのだろうか?とりあえずその辺りを調べてみて、私にもできるようであれば、
 お返事を月末までに頂けない場合、免責取り消しの訴訟(?)を起こさせていただきます

とメールに書いて送れば良いだろうsmile.pngとりあえず調査だ!

Posted by izumi at 23:04 | コメント (0) | Clip!!
2005年01月12日

Oさんのサイト、入室不可に……

 先日Oさんに借金(正確には合同誌印刷代)に関するメールを送ったのだが、その後Oさんの近況を知るべくサイトにアクセスしたら、IDとパスワードが変更されたらしく入れなくなっていた……元々IPアドレスでアクセス制限は掛けられていたのだけれど、IDとパスワードは知っていたので、プロキシを使えばアクセスできていたのだ。それが、メールを送った直後に変更……「掲示板やチャットに私が書き込めないように」変更したのかと疑うのも仕方のない状況だangry.png
 同ジャンルの友人に連絡して確認して貰ったところ、確かにOさんからログインIDとパスワード変更のメールが来ており、サイトも更新されていたとのこと。そして今日もまたOさんから返事のメールは来ない。さてはて、どうするべきか……サイトへの入室ID&パスワード請求用のメールフォームは普通にアクセスできる場所にあるから、そこから連絡する手もある。でも改めてメールしたところで返事は来ない気がするし、困ったなあcry.png

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2005年01月10日

「意思確認」のメールを出してみた

 Wさんの伝言に期待をしてOさんの返事を待っていたけれど、待てど暮らせど返事がない。3月に小さなイベントがあるからそこで直談判する手もあるけど、参加する確証もないのに2ヶ月も待ちたくはない。というわけで今年最初のメールをしてみた。内容は今までに出したものを短くまとめたもの。

 冬祭時にWさまに伝言をお願いしたのですが、その後連絡を頂けないので改めてメールします。

 冬祭ではお会いできなかったので、金銭貸借に関する書類と公正証書作成に必要な書類をOさま宅とご実家宛にお送りしようと思っています。その前にOさまのお考えを確認したいので、お返事をお願いします。

 以前にメールしましたように、Oさまから教えていただいた印刷代金と各印刷会社から教えていただいた印刷代金に相違がありました。またOさまが仰っていた表紙の刷り直しもありませんでした。以上の事実に加え、Oさまが自己破産なさっており、かつI印刷への印刷代が一部未払いであることを踏まえ、現時点で不明な印刷代金は、金額の支払いを証明する書類を送っていただけない限り、未払いであるものとして金額を確定させて頂いてもよろしいでしょうか?

 ただし、Oさまが故意に虚偽の印刷代を申告したことを認めていただければ、不明の印刷代金はOさまが申告した金額にて計算させていただきます。

 以上、よろしくお願いします。


 ちょっとキツい物言いのメールだなとは思うけれど、去年の8月から1本のメールもないことを考えると仕方がない……confused.png

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2005年01月08日

連絡なし

 先日の冬祭りでWさんという人にOさんへの伝言(「とにかく連絡ください」)をお願いしたのだが、今日にいたるまでメールも電話も手紙もない。もしかしたら連絡くれるかな?と思って今日まで内容証明を出さずにいたのだが、やはり望み薄みたいだ。とりあえず年末(去年の12月31日)にサイトを更新しているのは確認したし、友人関係には年賀状やメールも出しているようなので、「連絡できない」状態だというわけではなさそうだ。やっぱりこれは「連絡する気がない」ってことだろう……cry.png
 仕方がないので、今日か明日にはもう一度メールを出してみようと思う。

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2004年12月29日

敗北

 結論からいえば、直談判はできなかった。というか書類の準備や雪対策に手間取っているうちに出発が遅れてしまい、会場に着いたのが14時半すぎ。すでにOさんは撤収した後だった。どうしようかと考えながら買物をしていたら、とあるサークルさんが冬祭り後にOさんと会うというので伝言をお願いしてみた。といっても詳しく話すわけにもいかない(話したかったけどあまり言わないほうがいいと窘められた(笑))ので、「公正証書作る前に、一度とにかく連絡ください」というメッセージだけ。とはいえ、あれだけメール送っても返事ナシ、配達記録で送っても受け取って貰えないという状態なので、あんまり期待はしていない……
 実はその場で会って話せたら、そして「嘘の印刷代を教えた」ことを認めて貰えれば、印刷代のゼロ算出をやめるつもりでいた。そのつもりで計算もしなおして、書類も新たに作ってあった。でも、結果としてそれも無駄になってしまった……cry.png
 何はともあれ冬祭りで会えなかったのは確かだから、実家とOさん宅宛に内容証明で書類を出してみよう。そうしよう。

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2004年12月28日

直接対決用書類

 明日は冬祭り。というわけでOさんに直接判子を押してもらう書類を作らねばならない。具体的には公証役場公正証書を作成するために必要となる書類だ。
 とりあえず、以下のものを準備した。


  • 金銭貸借明細

  • 金銭貸借契約書

  • 委任状

  • 預かり証

 まずは金額確認用の「金銭貸借明細」。これは今までのお金の流れを判りやすく表にしたもの。貸したお金や印刷代の合計から、返してもらった金額を引いてある。ただし、印刷代に関してOさんが何か書類を持ってきていれば、この金額は当然修正がはいる。
 そのため、次の「金銭貸借契約書」には金額や返済期日が書いていない。その場で確定して記入し、私とOさんで署名捺印して一部ずつ所持するのが目的なので、これは二部印刷して持っていく必要がある。なお公正証書には強制執行がつけられるので、今回は連帯保証人なしの契約書にした。
 「委任状」は公正証書作成の委任をしてもらうためのものだ。公正証書を作るには金銭貸借であれば貸し手・借り手の同席が必要となるが、委任された人間でも構わないことになっている。ただし、委任には実印の捺印と署名のある委任状と、実印、そして実印の印鑑証明書が必要となる。
 実印や印鑑証明書を預かるのはそれなりの責任が伴う。万が一にも紛失したり悪用したりするわけにはいかない。そのために作成するのが「預かり証」だ。実印・印鑑証明・委任状を公正証書作成のために預かったこと、公正証書は来年1月中に作成すること、実印は作成後一週間以内に偏そうすることを明記している。こちらは受け取った側(つまり私)が署名捺印をしてOさんに渡すものだ。
 預かり証のサンプルはこちら、委任状のサンプルはこちらを参考にして作成した。あとは印鑑を忘れずに持参すれば万事OKsmile.png……の、はず。
 一応Oさんにもう一度メールをしておいたから、来ないのであれば(文句があるのであれば)返事が来るだろう……

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2004年12月23日

電子内容証明サービス利用登録完了証

 「電子内容証明サービス」の登録完了証が送られてきた。一昨日クレジットカードを登録したから当然なのだけれど、その送付元を見ると「新東京郵便局輸送部第一輸送課計画係」と書かれている。……クレジットカードを登録して使うサービスなのに、運用の責任部署は一郵便局なの?一応サービスのページを見ると下に小さく

e内容証明は日本郵政公社が提供するサービスです。

って書いてあるけれど、その下には
本サービスへのお問い合わせ先: dennai1@soleil.ocn.ne.jp

アドレスがOCNって……大丈夫なのかなあ?公的なサービスならちゃんと公的なドメインのアドレスのほうが信用できると思うんだけどなあ……confused.png

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2004年12月21日

電子内容証明郵便・クレジットカード登録

 郵政省が行っている電子内容証明郵便サービス。使うためには申し込み後にクレジットカードの登録が必須とのこと。年末まで金銭トラブルがもつれた場合に備えて、早めに登録しておくことに。しかし申し込みはオンラインでできるのに、クレジットカードの登録は電話でしかできないというのがちょっと惜しい。セキュリティの問題かもしれないけれど、SSL対応にすれば大丈夫なのでは?という気がフツフツとする。番号を入力するだけなので楽は楽だけど……confused.png
 とりあえずこれで書式が面倒な内容証明もWORDで作成&ネットで送付が可能になった。よかったよかったsmile.png

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2004年12月20日

同人活動における金銭トラブルの問題点と解決法

 金銭トラブルは何にせよ厄介だが、同人活動においては更に厄介だと思う。相手と友人であり、かつ趣味においては緊密な関係を築いている場合が多いからだ。

 例えば今回。私がOさんにお金を貸したり印刷代を出したりしたのは4年も昔のことだが、回収に動いたのは去年の末だ。何故こんなにも遅くなったのかといえば、私が彼女にかえしきれぬ恩義を感じていたからに他ならない。彼女は私が中学生の頃に読んだ同人アンソロジーに載っていたほどの大御所であり、このジャンルで活動をはじめてからは憧れの人であり、そしてオンラインでしか活動していなかった私に本を出す楽しみを教えてくれた恩人でもある。合同誌においては表紙や挿絵を描いてくれ、入稿に纏わる全てを取り仕切り、在庫管理や通販まで一手に担ってくれた。そんな大先輩に、おいそれとお金のことを言い出せるはずもない。彼女ならきっといつかは返してくれるだろうという信頼が、私の目を曇らせてしまったのは確かだ。
 また、今回は印刷代に加えて著作権においてもトラブルが生じていた。合同誌の小説は元々とある本に載っていた彼女のイラストとコメントを見て脳内妄想を膨らませたものだ。私としては妄想の元が彼女のイラストであったとしても小説を書いたのは私であるから、揉めた以上はひとりで形にしたいと主張したのだが、Oさんは私の小説により自分のオリジナリティを発揮する場を失ったのだから、タイトルなどを使うことは許さないと主張して平行線だった(詳細はこちらを参照)。ちなみにタイトルは私が付けた。タイトルの元ネタは中国の文献名なので、著作権を主張する気は毛頭ない(笑)そんなのはまるで、薬師丸ひろ子主演のアイドル映画「八犬伝」を製作した角川書店が、「南総里見八犬伝」を出版している岩波書店に著作権料を請求するが如き暴挙だと思うからだ。ともかく、自作に対する思い入れや見解の相違による心理的な葛藤に拘泥するあまり、印刷代の話と著作権の話を完全に切り離した方がよい、という当たり前と言えば当たり前の結論に達するまでに時間が掛かってしまった。

 また、同人には固有の事情や用語があり、弁護士にはなかなか上手く相談できないし、訴訟にいったところで大した金額ではないから親身になってもらいにくいという側面もある。私が今回揉めている金額は、確かに友人関係にしては高額だが、もちろん弁護士が出てくるほどの金額ではない。今回、私は友人の伝手を辿って弁護士に相談してみたが、裁判にできたとしても少額訴訟が精々だからまずは証拠を固めた上で話し合えと言われただけだった。話し合えといわれても今回のように碌にメールに返事もくれない場合、解決までの道は遠い。

 では、解決するためにはどうすれば良いか。確かな手段はないだろうが、やはり証拠を確保し、法的な書類を作成し、いざというときには差し押さえができるようにするしかないだろう。
 「証拠」となるのは銀行の口座履歴、振込の受領証、領収書などだ。これらはやはりきちんと取っておく必要がある。逆にいえば、お金を貸すときには直接現金で貸すのではなく、銀行に振り込んだほうが確実に返して貰える可能性が高いということだ。
 「法的な書類」というのは、書式の守られた「金銭貸借証明書」や役所に届け出られた「公正証書」のことだ。これらが整っていれば、返済が滞った場合に差し押さえができる。

 いずれにせよ、月並みではあるが「お金を貸すならあげるつもりで」貸すこと、返してほしければちゃんと貸借の書類を作ること、だ。そして「お金で問題がこじれたら速攻で関係の清算を考える」ことも重要だと思う。相手のことを好きであればあるほど、お金のことは二の次にしてしまいやすい。その相手にお金に換算できないような能力、あるいは魅力があると惚れ込んでいればいるほど、言い出せないまま時間だけが経ち、結局取り返しがつかないほど拗れてしまう。それでもなお友人関係を続けたければお金を諦め、お金を諦めたくなければ友人であることに見切りをつけるしかない気がする。実に当たり前のことだとは思うが、その「当たり前」がなかなか出来ないのが問題なんだよな……

Posted by izumi at 14:32 | コメント (1) | Clip!!
2004年12月18日

11月・12月分の返済到着&メール送信

 現金書留にて11月・12月分の返済金、2万円が送られてきた。それだけ見れば良いことのように思えるのだけれど、素直には喜べない……なぜならば、入っていたのはお金だけで、Oさんに「ずーっと前から」「繰り返し」お願いしている印刷代金の明細に関する書類などは一切なかったから。

 「印刷代がいくらだったのか」を確定しないことには、一体何円を返して貰えばいいのか判らない。それは火を見るより明らかなので、お金を送ってくるよりも先に「正しい」印刷代を教えて欲しい。以前に教えてもらった印刷代金は「嘘偽り」だった。その証拠もメールして、ちゃんとした記録と共に正しい金額を教えて欲しいとお願いした。印刷代がもし口座からの銀行振込であれば記録が銀行に残っているはずだし、そうでなくとも印刷所に問い合わせてお願いすれば調べてくれるはずだ。それができない、あるいはやりたくないのは判っている。Oさんには、その印刷所の印刷代を踏み倒した過去があるから……
 だからこそ、「以前に出してきた印刷金額が虚偽であることを認めてくれれば、平均的な金額で計算する」ということは伝えてある。逆に、教えてもらえない限りは「印刷代金を印刷所に払っていないものとして計算する」とも。金額にして大体5万くらいの違いになるはずだ。それなのにその件について一切連絡してこないでお金だけ送ってくる。その姿勢に誠意を感じとれと言われても、無理だ。

 というわけで再びメール送信。冬の大祭で直接Oさんのサークルスペースに行き、その場で公正証書に必要な書類を作る。会えなければ実家にも書類を送る。つまりは前回と同じ内容のメール。返事はきっと来ないだろうな……

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2004年12月05日

公正証書か連帯保証人つき金銭貸借契約書か

 金銭問題においては、公的な書類がないことにはいざというとき(つまり返してくれなくなったとき)の保証が全くない。友人関係の場合は大抵口約束で、普通はそれでも真面目に返してくれるとは思う。だが今回の場合、すでに相手を信頼できないのは哀しいかな明らかなので、書類はきっちり揃えておく必要があるだろう。
 公的な書類として内容証明以上に力があるのは「公正証書」だ。これは公証人が内容に関する保証をしてくれて、「強制執行」を付帯することで即座に差し押さえが可能だ。または先日送った「金銭貸借契約書」。これでも(手続きは必要だが)差し押さえはできるはず。こちらとしてはどちらでも構わないのだが、Oさんはすでに自己破産しているので、後者の場合には連帯保証人が欲しい。
 上記のどちらかを、年末までに整えること。そのためには冬の大祭で判を押してもらうのが一番良いだろう。というわけで再びOさんにメールした。(プライバシー保護のため適当に改変)

 先月に送付した書類が期限切れでこちらに返送されてきました。改めてお送りしてお時間を割いて頂くのも申し訳ないので、同様の書類を冬祭においてOさまのスペースまで持参いたします。 その場で目をお通しいただいた上で、ご異存がなければ公正証書作成のための書類と、作成に必要な委任状を書いていただこうと思います。書式はこちらで用意しておきますので、Oさまは実印と実印の印鑑証明書をお持ちください。なお、実印は公正証書作成まで預からせていただく形になりますのでご了承ください。その場合は預かり状を作成し、後日返送いたします。  冬祭でお会いできなかった場合、年末はご帰省されるかと存じますので、ご実家に書類を送付いたします。ご親戚の方に連帯保証人になっていただき、書類に署名捺印の上、ご返送ください。また、住民票上の住所からご実家が移動されている場合は、新しい住所をお知らせください。

 さて、返事は来るかな?confused.png

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2004年12月03日

保管期限切れで返送……

 track.jpg
  郵便物追跡で調べてみたら、Oさんから今日再配達願いが出されていることが判明。昨日督促メールを出したからかな?でも保管期間切れで返送されてくるらしい。
 これからどうするか。再配達願いを出したということは、「冬の大祭で処理する」という文言がある種のプレッシャーとして機能したということだ。即ち、「冬の大祭で揉めることは避けたい」というのが彼女の考えだと推測される。そういえば夏の大祭のときには牽制メールを送ってきていた。まず間違いはないだろう。
 金額を確定すること、返済の保証をとること。その2つを年内、つまりあと一ヶ月以内に処理するためには、そこを逆手にとるしかないだろう。即ち、「問題は全て冬の大祭で片づける」ことをこちらの最優先ポリシーにするのだ。それが嫌ならば、連絡をしてくれと。
 ……嫌な方法だとは思うけれど、仕方がない。もう、疲れたよ……cry.png

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2004年12月02日

督促メールしてみた

 先月27日の再配達&留守以降、いっこうに受け取られる気配のない書類。月末までに処理するつもりが結局12月になっちゃった……もちろん向こうからは連絡も何もなし、だ。年内にケリをつけるためには、もう冬の大祭で直接書類に判を押して貰うしかない。
 できれば、楽しいお祭りにこんなトラブルは持ち込みたくない。金銭トラブルは所詮個人と個人の問題だ。スペースに足を運んでくれる人にも嫌な思いをさせるだろうし、第一私だって楽しくない。でも、もう限界だ。お金のやりとりからは四年、はじめて督促してからもう一年以上。それから色々なことがあって、ありすぎて、この問題にカタがつかない限り、同人活動はできないとまで思い詰めつつある。基本的にお気楽極楽に生きる主義の私にとって、この問題はもう重すぎるのだ。
 というわけで、メールをした。(固有名称一部変更)

先月に送付した書類をまだ受領されていないようですので、お忙しいことと存じます。 お時間を割いて頂くのも申し訳ないので、お送りしたものと同様の書類を冬の大祭においてそちらのスペースまで持参いたします。その場で目をお通しいただいた上で、ご異存がなければ公正証書作成の ための書類と、作成に必要な委任状を書いていただこうと思います。書式はこちらで用意しておきますので、Oさまは実印と実印の印鑑証明書をお持ちください。 なお、実印は公正証書作成まで預からせていただく形になりますのでご了承ください。その場合は預かり状を作成し、後日返送いたします。

 公正証書があれば、法的に差し押さえができる。連帯保証人つき貸借証明書か、公正証書か。そのどちらかを取って終わりにしたい。できれば、年内に。
 年内にカタが付かなければ?……このブログメモは、実はそのときのための保険。公開しないで済むことを祈ってるconfused.png

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2004年11月27日

未配達……

 先日出した配達記録郵便、届いたかどうかずっと郵便物追跡のページで調べているんだけれど、全然受け取る気配がない。今日になってやっと再配達願いが出された模様。月末までに読んで返事送ってくれって言ってるのに……もしかしたら留守だったのかな?病気だったのかもしれないし、それだったら悪いことをしたなあconfused.pngと思っていろいろと様子を伺ってみると……ディズニーランドに遊びに行っていたらしいです。がっくり。しかも郵便はまたしても不在で持ち戻りになってるし。
 長引かせても良いことない。もう充分に待った。年内にはちゃんとした書類を作ってケリをつけよう。

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2004年11月16日

行き違い

 昨日配達記録を送ったら、その夜に分割分のお金が現金書留で送られてきた。額は1万円、それ以外には何もなし。印刷代の明細を送ってこない理由や、支払が遅れている理由などの断り書きもなし。期待はしてなかったけど……cry.png
 何はともあれ送られてきた額を引いて書類を作り直さなきゃね。
 とりあえず

本日10月分の代金を受領いたしました。
こちらからも金銭貸借に関する書類をお送りしましたが行き違いになってしまったようです。

書類が届きましたら中身をお確かめの上、貸借金額に関する疑問やご意見などがありましたら、当月末までにお知らせください。

月末までに返信がない場合、本日受け取った額を引いて書類を作成し、来月の上旬にお送りします。そのときは12月からの返済として貸借契約書を作成しますので、本月は送金して頂かなくて結構です。

というメールを送っておいた。印刷代金を教えて貰わないと、「印刷所に払っていないものとして計算する」と何度も言ってるのに未だに教えてくれないってことは……疑わしきは罰せず、だ。彼女としても借金の額は減らしたいはずだし、ちゃんと送ってくるだろう。でもそれも捏造だったりしてね……

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2004年11月15日

配達記録発送

 本日に至るまでOさんからメールがないので、作成した書類を配達記録で発送した。
 今回送ったのは

  • 本文(1枚)
  • 金銭貸借明細表(1枚)
  • 金銭貸借証明書(3枚)

の5枚セット。
 金銭貸借証明書が3枚なのは、連帯保証人つきの貸借証明書になっているからだ。Oさんが自己破産していて法的な信用がない。そのために連帯保証人を立てて貰い、3枚のそれぞれを貸し手(私)借り手(Oさん)連帯保証人の3人で1枚ずつ保存することになる。
 金額はOさんからの返事がないため、「不明の印刷代については未払いのものとして」算出した。異論がある場合は11月末日までに連絡をしてくれと書いておいたので、不満があるのならば返事をくれるだろう。

 期限まで2週間弱。Oさんがちゃんと返信してくれることを切に望む。返信がなければ次は内容証明、その次は簡易訴訟だ。一度は友人であり恩人であった人に、そこまではしたくない。ただの感傷だと判ってはいるけどね……cry.png

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2004年11月14日

内容証明か配達記録か

 メールに対して一向にアクションのないOさん。電話してみてもいいんだが、記録が残らないやりとりは泥仕合を産むからやりたくない。なので、書類を送ってみることにする。
 この場合問題になるのが、一体どのような方法で書類を送るかだ。こちらに配達記録と内容証明の違いについて端的にまとめられている。読んで字のごとく、「内容を証明する」のが内容証明、「配達日時を記録する」のが配達記録だ。なので、法的な書類を送るのであれば「配達記録+内容証明」にするのが妥当であるとのこと。
 今回の目的は、「印刷代金の確定」だ。Oさんが印刷代金について虚偽の申告をしていたことは客観的な証拠から明らかであるものの、本人からは何ら説明がない。印刷所が教えてくれなかった金額に関しては、証拠がないことさえ認めてくれれば(つまり嘘をついていたことを認めてくれれば)Oさんが申告した金額で計算しても構わないと思ってはいるが、同じ印刷所の印刷代金を踏み倒した過去がある以上は、きちんと払い込んだという証明が(できれば)欲しい。
 内容証明は、法的な拘束力の発生する書類になる。金銭問題における「法的な拘束力」とは、返済義務に他ならない。だが、返済義務を宣言する書類には「金額」の項目が必須だ。金額が判っていない以上、さしあたっては配達記録で書類を送り、金額に関する折衝をした上で、内容証明にて法的な書類を送るというのが妥当なように思える。

 もちろん、現時点で内容証明にしても構わない。内容証明にしろ配達記録にしろ、手紙の内容は変わらないからだ。ただし、内容証明の場合には書式がちょっとややこしい。用紙は自由だが、1枚520字以内・1行あたりの文字数・1枚あたりの行数が決まっているし、余白なども適切にあけねばならない。はっきり言って、面倒なのだ。電子内容証明サービスというのもあるが、使うにはやはり色々と面倒がありそうだ。できれば使わないで解決できるにこしたことはない。というわけで、今回は配達記録にて送付して相手の出方を窺い、動きがないようであれば内容証明に移行することにしようと思う。正直、コトを必要以上に荒立てたくはない。内容証明を送って動きがなければ、本当に少額訴訟に持ち込むしかないからね……

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2004年11月02日

メール送信「印刷代金相違の件(4回目)」

 前回メールを送ったのが10月23日。あれから10日近く経つけれど、まだ返事なし。しかもOさんのサイトや掲示板は着実に更新されている。明らかに返事をする気なし、ということで再びメール送信。

サイトを拝見する限りネットには繋いで居られるようですのでこちらのメールはお読み頂けているかと存じます。先日送りましたメールへのお返事を未だ頂けないため、送付のご意志なしとして借金の総額を確定させて頂きます。近日中に内容証明にて書類をお送りしますので、捺印の上ご返送をよろしくお願いします。 念のため、こちらからお送りしたメールを以下に添付します。万が一、メールが届いていない場合はその旨ご返信ください。

「内容証明」と書いたけれど、内容証明にするかどうか実は悩み中。そこまで大げさにしたくないという気持ちもまだあるんだよな……confused.png

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2004年10月23日

メール送信「印刷代金相違の件(3回目)」

 相変わらずメールへの返事はなし、でもサイトの更新や掲示板の書き込みはある、ということで再び督促。

サイトを拝見する限りネットには繋いで居られるようですのでこちらのメールはお読み頂けているかと存じます。先日送りましたメールへのお返事をよろしくお願いします。 一週間以内(10月30日まで)に不明の印刷代金に関して金額を証明する書類(振込明細あるいは領収書など)のコピーを送付していただけない場合、I印刷さまへの支払は行われていなかったものとして金額を確定させていただきます。書類の準備が間に合わない場合はその旨期限内にご連絡ください。

 お願いだから返事をくれ~~cry.png

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2004年10月16日

9月分返済受領&返事督促メール送付

 Oさんから現金書留で1万円。期待していた書類や手紙の同封はナシ。前にも書いたけど、正しい印刷代を教えて貰わないことには、お金だけ返して貰っても困る……
 というわけで、再び返事を求めてメールを送ってみる。

本日、九月分の代金を確かに受け取りました。お忙しいとは存じますが、先日送りましたメールへのお返事もよろしくお願いします。(以下再送)

 今度こそ返事が来ると良いんだけどね。

Posted by izumi at 23:51 | コメント (0) | Clip!!
2004年10月07日

メール送信「印刷代金および刷り直しの件」

 印刷所にメールして判った「印刷代金&刷り直し」の嘘。この点を明らかにしてもらわなければ、前には進めない。というわけで再びOさんにメール。

 先日メールしました通り、O様が仰った表紙の刷り直しについては該当の行為はなかったと印刷所から伺いました。この件に関してはO様の思い違いであり、O様側に金銭の負担は生じていないということでよろしいでしょうか?  また、O様に教えていただいた合同誌の印刷代と実際に印刷所に問い合わせて教えていただいた印刷代とが異なっていました。以前教えて頂いた印刷代と印刷所に伺った印刷代との対照表を以下に記します。

■1の印刷費
  O様申告 印刷所申告
表紙 14,230円 17,220円
本文 36,225円 不明

■2の印刷費
  O様申告 印刷所申告
表紙 16,120円 26,754円
本文 51,200円 不明

■1の再版分印刷費
  O様申告 印刷所
表紙 15,120円 11,340円
本文 35,026円 34,681円

 表紙の印刷代はK印刷に、また本文の印刷代はI印刷とH印刷に問い合わせました。金額に上記のような食い違いが出た理由について、教えていただけますでしょうか。
 また、1・2の本文印刷代が不明なのは、I印刷のほうで調べてはいただけなかったからです。I印刷の方から色々と伺いましたが、もしも合同誌に関しては印刷代を支払っていらっしゃったのであれば、金額の判るもの(領収証または振込控え・銀行からであれば先日と同じように銀行の明細)がお手元にあると思いますので、コピーして送ってください。

 なお、返済分として6月から月々1万円を送っていただいておりますが、現時点(10月7日22時)では9月分をまだ受け取っておりません。間違いありませんでしょうか。

 ちょっときつい言い方のメールになってしまったけれど、金額を誤魔化すのはやはりいけないことだと思うし、もしもお金に困って誤魔化したのならばそう正直に言って欲しい。私は彼女を追いつめたいのではなく、ただ真摯に対応して欲しいだけなのだからcry.png

Posted by izumi at 23:56 | コメント (0) | Clip!!
2004年10月03日

「自己破産」って、何?

 Oさんが自己破産していたことが明らかになったが、「自己破産者に金を貸していた場合、ちゃんと返ってくるの?」とS先輩に聞かれてふと不安になった。確か自己破産の場合、免責されれば借金を返さなくて良いと聞いたことがある。実際、OさんはI印刷の印刷代をそれで踏み倒していると聞いた。では、私が貸したお金は返ってくるのか?

 というわけで、調べてみた。
 まずは、自己破産とは何か。ここのページによれば

自己破産(個人破産)とは、「債務者が債務の支払い不能に陥ったため、自らの意思で裁判所に破産の申し立てたのを受けて裁判所が破産宣告をすること」を言います。破産を宣告された債務者は、クレジット会社への支払いを免除してもらうための「免責の申し立て」を行うことが多く、それが裁判所から認められると、「支払いや返済の責任を免れる」ことになります。

 つまり、自己破産しただけではまだ借金を返済する義務があり、免責が認められてはじめてその義務が消失するということだ。今回、Oさんは自己破産した上で免責を認定されているから、借金返済の責任はない。では、私が貸したお金は返ってこないのか?

 ここで改めて自己破産の申請手続きを見てみると、自己破産には「債権者一覧表」なるものが必要であることが判る。ここに記入されていた場合、免責認定されれば裁判所から書類が来て「自己破産したから回収できませんよ」と言われてしまうはずだ(I印刷のように)。だが私のところには書類が来ていないのを見ると、載っていないのだろうと推測ができる。その場合はどうなるのか?
 同じページには


失念等により債権者一覧表に記載を漏らした債権者に対する破産の効果はどうなるのでしょうか?
これについては意見の対立があるものの破産の効果は及ぶと考えられています。ただし、明確な根拠条文がないので争いになる可能性があるので、必ず債権者一覧表には全ての債権者を記載するように心がけましょう。

 という文章がある。つまり争って勝てる可能性があるにしろ、免責されてしまう可能性もあるということだ。これは困った。何せ彼女が自己破産を申告したのは15年3月。その後に動いたお金は旅行代金と再版代くらいだ。自己破産&免責後、10年間は再度自己破産できないから旅行代金は確実に取り返せるし、印刷代に関しても再版が15年12月に掛けられているから、そこを最終期日にすれば取り返せるだろう。だが、4年前に貸したお金はどうなるのだろう?

 調べてみると、以下のような例が見つかった。何だかよく似た例だconfused.png

相談: 私は、友人にお金を貸しました。相手は返してくれませんでした。最近、私から返済を請求すると、借主は「破産した」と、言って返してくれません。破産手続きは全て終了したそうです。破産すると債務を返済しなくてもよくなると聞いていますが、私は、返済請求できないのでしょうか。なお、破産すると裁判所から通知が来るそうですが、私に対しては来ていません。

回答
裁判所が 破産 決定をし、その後、免責決定をすると、破産者は債務の支払義務を免除されます(破産法 366 条の 12 )。しかし、これには例外があり、「債権者が破産宣告を知っている場合を除き、破産者が知っていながら裁判所に提出する債権者名簿に載せなかった債権者に対する債務」は免除されません。

破産の申立および免責の申立に際し、申立人は裁判所に対し、債権者名簿を提出します。裁判所は、債権者名簿に載せられた債権者に通知をします。債権者から意見を聴くためです。
裁判所からあなた宛てに通知がなかったのですから、あなたは、異議を述べる機会がありませんでした。借主(破産者)は債権者名簿にあなたを載せなかったのでしょう。その場合は、免責の例外の上記5に該当しますから、「破産者が知っていながら」との条件は付きますが、あなたの債権は免責されません。免責決定にもかかわらず、あなたは、依然として借主(破産者)に対し貸金の返済を請求できます。

 というわけで、安心して請求できそうだ。よかったよかったsmile.png

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2004年10月01日

自己破産の証拠を確保

 I印刷から教えてもらったOさんの自己破産の件。伝聞だけでは本当かどうか判らないので、調べてみることにした。
 自己破産者の名前は官報にて見ることができるが、無料で見られるのは直近5日分だけだ。ただ、昨今の情報開示の流れを受けて(?)官報情報検索サービスを利用すれば、ネット上で全ての官報を閲覧・氏名などによる検索をかけることができる。利用金額は月額なんと2100円!しかも申し込みは電話というアナクロさ。決済も振込用紙が送られてくるし、パスワードも紙媒体、しかも前月15日までに申し込まないと翌月から使えない……やる気あるの?と問いたくなるようなシステムだ。いつか改善希望のメールを送ることにして、とりあえず申し込んでみる。
 検索結果はテキストのみ、またはPDFそのままで表示・保存・印刷することができて、証拠として使うにはかなり便利だ。検索したところOさんの名字で該当あり、現住所から考えても間違いなく本人。幸いなことに住民票上の住所も官報には明記されており、これで実家宛に書類を送ることが可能になった。まさに瓢箪から駒、だ。2100円は確かに高いけれど、やむをえない出費だと思おう。
 なお、自己破産の日付は去年の春先。かなり前だったんだなぁ。

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2004年08月30日

今までのまとめ(Oさんの嘘@印刷代金編)

2004年4月1日に来たOさんからのメールでは

1冊目の印刷代: 表紙 14,230円 本文 36,225円

2冊目の印刷代:
表紙 16,120円 本文 51,200円

再版の印刷代:
表紙 15,120円 本文 35,026円


となっていたが、実際に印刷所に問い合わせてみると

1冊目の印刷代: 表紙 17,220円 本文不明

2冊目の印刷代:
表紙 26,754円 本文不明

再版の印刷代:
表紙 11,340円 本文 34,681円

となり、金額に食い違いが出ている。(不明箇所は印刷所(I印刷)から教えてもらえなかったため)
また、そのときのメールにおいてOさんは

2については内容変更があったので、表紙を特急で刷り直した分は私の自腹ですが、これは私の我が侭によるものなので、もうそのままでいいです。

と書いていたが、問い合わせたところ2004年8月11日に返事があり、

また、こちらでの記録内では追加料金を頂いての刷り直しさせて頂いた 記録は残っておりませんでした。

とのこと。

これだけ食い違うと、流石に信用できなくなるのは仕方のないことだと思う。ましてや印刷所から自己破産していることや印刷代金を踏み倒した過去のことまで聞かされてしまってはね……confused.png

Posted by izumi at 23:16 | コメント (0) | Clip!!

今までのまとめ(ジャンル内の力学と個人的な事情編)

 お金の問題で揉めているOさん。私の作品は「パクリ」で「恩知らず」だと責めるOさん。しかし私はそんなOさんと親密なお付き合いをしている時期があったのだ。毎日のようにICQで話し、メールを送りあい、一緒に飲みに行ったり映画を見たりナ○ジャタウンやTDLに行ったり。友達だと私が勘違いしてもおかしくない程度には(笑)遊んでいたと思う。しかし、今になって書き連ねて送るくらい深い恨みならば、そもそも最初から仲良くしたりはしないはずだ。それなのに何故、「友達のような」振る舞いをしたのだろう?Oさんは私の結婚が決まったときに、知人に呼びかけてお祝い花束の企画までしてくれた。こちらがお金の問題でメールをいくら送っても碌に返事をくれないときに、だ。この二面性は、一体どこから生じていたのだろうか?改めて考えてみると、哀しいかな、答えは実に端的だった。私は「友達」としてではなく、ジャンル内派閥の「手駒」として必要とされていたのだ。

 私がそのジャンルに興味を持ったのは、もう5年も前のことだ。小学生の頃に大流行した、とある少年漫画の、あるひとつのカップリングにとても心が惹かれたのだ。今までは割と流行のジャンルに嵌ってきたために読む同人誌には事欠かなかったのだが、そのジャンルは遠い昔に隆盛を誇っていたために中古同人誌屋でかつての名残は買えたものの、その時点で活動しているサークルは少なかった。つまり私は自分の脳内妄想を発散させるために、二次創作活動をはじめた。つまり、そのジャンルですでに活動していた人たちの人間関係には全く無知なまま、「新参者」として参加したのだった。オンライン、すなわちホームページ上で作品を発表しているだけでは判らなかったジャンル内の事情がわかりはじめたのは、今となっては皮肉なことに、Oさんと親しくしはじめてからのことだった。
 はじまってから十年以上経つそのジャンル(正しくはジャンル内のさらに特定のカップリング)には、「古参」と呼ばれるサークルがいくつかあり、それぞれのサークルを中心とした派閥が形成されていた。そのひとつのトップがOさんである。Oさんはジャンル最盛期の商業アンソロジーに載るほどの大手であり、他の大手が別のジャンルに流れてしまった後では、名実ともに(印刷冊数や売上などが)一番大きなサークルであったと思う。一方、漫画サークルではもうひとつのサークルがあった。その中心人物をPさんとしよう。私がこのジャンルに足を伸ばしたはじめての祭りでは、OさんPさんは隣同士のスペースを取っていた。また、中古同人誌屋で買った本の中には彼女たちの合同誌もあったのだ。だから、私は彼女たちは仲の良い友人同士だと思っていた。
 だが、Oさんと仲が良くなるにつれて、Pさんについての様々な悪口を聞かされるようになった。性格について、職業について、私生活について。かつては海外旅行にも一緒に行くほど仲の良かった彼女らがいくつかの衝突を経て決定的な仲違いをし、今は犬猿の仲らしかった。例えばホームページの「リンク関係」や、掲示板の書き込み。Oさんが書き込んだ掲示板にはPさんは書き込まないし、Pさんがリンクを貼ったサイトにはOさんはリンクを貼らない。それは彼女らの友人の間でも同様だった。ここ2年ほどの間に新しい人がどんどんと入ってきて随分と様変わりしたが、少なくとも私がオンラインで頻繁に活動をしていた4年ほど前は、交流関係がきっぱりと分断されているように見えたのだ。
 冷静に考えてみれば、いい年をした大人同士がそのような対立をするからにはそれ相応の理由があったはずだ。どちらかに一方的な非があるというよりは、どちらにも理由があって対立が激化したと考える方が妥当だ。だが当時の私はまだ愚か者で、しかもOさんのファンだった。曲がりなりにも科学の道を志した者にはあるまじきことだが、Oさんの言うことを鵜呑みにした。私の存在そのものが、Pさんの派閥に対抗するOさんの手駒であることを知らず、喜んで彼女の掌で踊っていた。今だから告白するが、私はお金を貸したり印刷代を出したりする他に、食糧やプリンタをも貢いでいたのだ。情けない……confused.png

 Oさんと私の蜜月は、だが長くは続かなかった。昨今のアニメ・漫画のリバイバルブームに乗って、原作が新たにDVD化され、人気に再び火がついたからだ。周りに取り巻きが増えるにつれ、私に対するアクションは冷淡に、かつ減少していった。ちょうどその頃、私は合同誌の原稿に対するOさんの「検閲」に耐えられなくなっていった。小説のように「正解」のない叙述において、「他者の主観による関与」は創作意識を損なわせてしまいかねない。半ば必然的に陥ったスランプの中、取り巻きを潤沢に保有したOさんとの仲は加速度的に離れていった。その間、貸したお金や印刷代に関する連絡は一切なかった。「これでも私はOさんの友達なのだろうか?」……今更ながらに生じたその疑問を友人に相談した結果、「ただ利用されていただけだ」という推論に辿り着いた私は、そのときからOさんと離れて活動することにしたのだ。ひとりでは本を出したこともなかった私だが、手探りでいろいろと試していくうちに身の丈にあったやりかたを見つけた。気の合う友人も見つけた。Oさんとの問題はいつか決着をつけなければならないと思いながらも目を反らし、私は同人活動を楽しんでいた。
 それから更にしばらくが経ったある日、即ち去年の夏祭りで、Pさんの友人であるQさんからお金の件で問い合わせを受ける。それは、「3年前にOさんと私が行ったミュージカルのチケット代を私が払っているかどうか」の確認だった。聞けば、そのときのミュージカルはそもそもQさんとOさんが見に行く予定であり、急用で行けなくなったQさんの代わりに私が誘われたのだという。Qさんは「チケット代をOさんに払ったか?」と私に問うた。そのときのチケット代を、なんとOさんはまだ払っていなかったらしい。しかも、その未払い理由を「私の不払い」にしていたらしい……勿論私は観劇当日に全額現金で支払っている。それが、Oさんの金銭感覚に疑問を抱いた最初のことだった。無意識のうちに私は「貸した金は督促しなくてもいつかは返してくれる」と思っていたが、もしかしたらきちんと請求しなければ返してくれないのではないかと。印刷代の件も、キャンセルした旅行代金の件も、問わない限りOさんは言い出さないのではないかと。 私は思いきって問い合わせてみることにした。……その後のOさんとのトラブり具合は、別項で記述した通りだcry.png

 トラブルを解決する方法を求めていろいろな人に相談するうちに、Oさんに関する様々な話を聞いた。Oさんと一緒に活動していた小説書きの多くが、(全てではないにしろ)このジャンルを辞めていること。前述のQさんが小説を書かなくなった理由は「Pさんと揉めたから」だと私はOさんに聞いていたが、実は逆でむしろOさんと揉めていたこと。Oさんはまた、Qさん以外にもミュージカルのチケット代を踏み倒していること。もちろんPさんとOさんの過去の因縁を考えれば、Oさんの悪評の全てを鵜呑みにするわけにはいかないだろうが、それでもOさんの「悪事」の一端であることには間違いがない。曖昧な解釈が許される人間関係でのいざこざはともかくとしても、金銭トラブルが他にもあったことは致命的だった。事情を知る友人は「体よく利用されたんだよ」と言う。確かに振り返ってみれば、私も「お金を供出し」「Oさんのために小説を書いて」「派閥に貢献する」人間でなくなった途端に彼女からの連絡が途絶えたわけで、どう好意的に解釈しても「友達ではない」ことは明らかだ。
 だが、ただの「手駒」が相手だからといって「お金を返さなくていい」わけではない。もちろん私は自分の相手を見る目のなさを死ぬほど後悔しているし、昔の愚かさを悔やんでもいる。Oさんとのトラブルは、狭い視野に捕われていた私に良い示唆を与えてくれた。同人という趣味の世界ですらも複雑怪奇な人間模様に彩られていることを知り、どんな問題であっても結局は対人関係に行き着くことを知り、結果として交遊の幅を広げることができた。楽しい友人も増えた。腹を割って話せる仲間もできた。その意味でOさんには感謝しているが、それとお金や著作の問題はまた別だ。彼女の「手駒」であったことを自覚した私に、もはや怖いものはない。「友達でありたかった」頃には遠慮もしたが、今の私とOさんの間にあるのは「お金の貸借関係」だけだ。ジャンル内で揉めるのは「人間関係」的にはまずいかもしれないが、今回のようにお金が絡むのであれば、きちんと説明すれば誰にでも判って貰える。そのことを信じて、私は今年中にこの問題に決着をつけてしまいたいと思うlaugh.png

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2004年08月29日

今までのまとめ(著作権編)

 Oさんとのトラブルにおいて、お金以外にどうしても避けて通れない問題がある。それは「著作権」の問題だ。Oさんと出していた同人誌においては、私が小説を書き、Oさんが表紙やイラスト・装幀を担当していたのだが、その小説の「元ネタ」はOさんのコラムである。彼女のコラムを読んだ私が勝手に妄想を膨らませ、設定を色々とつくり、オンラインで出典を明らかにした上で小説にして載せたところ、Oさんから合同誌にしないかという誘いがあったのだ。元々彼女のファンであった私に否やのあろうはずもなく、ましてやそれが後に私を苦しめることになると知ろうはずもなく、二つ返事で受けた。
all.jpg
 勿論、元々のネタはOさんのものだ。ただ、左に載せた原典を見て貰えば判るように内容は本当に「元ネタ」で、あらすじなどは特に書いてはいない。端的に「Oさんオリジナル」の内容をまとめると、以下のようになる。ちなみに私が小説を書いた時点で、Oさんは原典に基づく著作の発表は行っていなかった。

  • 外見が「年上」(22歳くらい)の弟と、「年下」(12~13歳)の兄

  • 性的関係あり(兄×弟)の妖怪退治モノ

  • 二人は平安時代の人間

  • 弟が兄を呼ぶときの呼称は「兄者」

  • 美人で気が強くて冷静なのに兄にはベタ惚れな弟

 なお、私が小説にしたときの主な設定は以下の通りである。ちなみに1巻目では地上での話、2巻目では過去の中華異世界での話を書いた。
  • 外見が「年上」(20歳くらい)の弟と「年下」(12歳くらい)の兄

  • 性的関係あり(兄×弟)の妖怪封印モノ

  • 二人は中華風異世界の人間で、地上に下りてきている

  • 弟が兄を呼ぶときの呼称は「兄さん」だったり「兄様」だったり「兄上」だったり

  • 美人で気が強くて切れると怖いけれど兄にはベタ惚れな弟

 キャラクタの設定がよく似ている一番の理由は、私もOさんも「二次創作」での同人活動だということだ。つまり、大元となるキャラクタはプロの漫画家が創作して発表したもので、私が書いたのはそのキャラを好き勝手に動かした、いわゆる「ファンフィクション」でしかない。どんなに設定が変われども、性格や外見、そして名前は「一次創作」によって生み出された範囲を出ないのだ。そしてその他の設定、例えば「妖怪退治モノ&封印モノ」「年下攻め&年上受け」などといったものは割と見かける設定だ。もちろん、私が小説を書けたのはOさんのイラストのお陰だから、その偉大さを否定するつもりはない。だが、お金でトラブっている相手と合同誌を出し続けられるほど私も人間ができてはいない。そのため、

  • Oさんとは今後関係のない形で、このシリーズの続きを出したい。
  • その場合、Oさんのアイデアにインスパイアされた旨、またOさんが書いていたようにその更に大元がSさんである旨も明記する

という内容でOさんに連絡をしたところ、次のような返事が来た。(以下、適当に伏せ字にしてそのまま引用:長いので注意)

そもそもの発端は、私が自分のサークルの同人誌に描いたイラスト及びそのコメントを、そちらが「無断で」オンラインの小説のネタとして使用し、「あるイラストから思いついた」との後記を付けたことが始まりでした。事前に私には何の断りもありませんでしたが、発表されたその作品の内容から元ネタが私のイラストやコメントであることが明らかでしたので、「私の方から」掲示板等で「これは私のネタですね」と確認をし、そちらからは肯定の回答があったと記憶しています。

その時点で、正直申し上げれば、かなりの不快感はありました。「無断で」ネタを盗用された事、また、それによって私は「自作の発表の場を失った」も同然でしたから、当たり前の反応かと思います。しかし、その時点でそちらは、同人作家としては駆け出しも同然の状態でありまた、学生であり、年下でもあること、更にオンラインで多少の交流のある相手であることなどを鑑み、譲歩として「ネタを譲るから、その代わり本にする場合は私に絵を描かせること」という条件を出し、許諾を得ました。このやり取りもそちらのサイトの掲示板でのことであったと思います。
もしこれが、全く交流のない相手であったのならば、「盗作」まで行かずともいわゆる「ネタパク」、他人のアイデアを無断で流用したとして非難したと思いますし、非難されるに足る行為であったと思います。

イラストによって物語をインスパイアされただけではなく、元の私のイラストのページには「妖怪退治もの」である旨、また「現代の服装はしているが違う時代の人間である」旨も記されており、古代日本を架空中国世界に移行したとはいえ、主人公二人の性格設定などを含めて流用されたものであるのはあきらかです。

既に問題の掲示板は移転等の際に撤去され、証拠隠滅されたような状況ですので現時点で確認はできませんが、そもそも合同誌の発行の許諾条件が、「私が絵を付ける」事であったのですから、絵のない状態でその本を発行すること、もしくは、他作家の絵を付けて発行することは許諾できません。

また、合同誌1及び2、特に2の発行に当たっては、私は内容にかなりの協力を行っているはずです。

初稿、2稿、3稿、最終稿と、Iさんの「書き手」としての未熟さを補うため、破綻したストーリー全体の欠点を指摘し、修正案を出し、語彙の少なさから来る重なり合った表現や、読み返しの不足から来る数々の矛盾点を指摘し、多人数を描くことに慣れない、文章力や状況把握能力の不足から来る構成の欠陥を指摘し、伏線の必要性やその必要箇所を提示し、日本語力の不足から来る、致命的なまでの日本語の用法の誤りや誤字脱字などを時間を割いて多々指摘し、何度も修正を促しています。

こういった内の添削及び修正依頼については、何度か「嫌なら口は出さない」旨を口頭及びオンラインで確認をしたはずでしたが、その都度、「して欲しい」旨の回答を得たと記憶していますので、双方の同意の上で行われたものと考えます。指摘した修正点のほとんどは、反論されることもなく、受け入れられましたね。
現に「改稿で三割増面白くなった」とご自身の後記にも記されているように、初稿のままの状態では、おおよそ現在のような内容と評価は為されていないものと考えます。

本来理系の嗜好や傾向をお持ちの方であり、歴史的な資料や知識、架空世界にリアリティを出すために必要な資料や知識をほとんど持たなかったIさんの要請もあり、私は挿画のために個人で輸入した中国関連の図版資料なども貸し出し、その知識を補うよう助力も行ったはずです。

更に、挿画や表紙等の、絵に関しての功績も無視できないものと考えます。お忘れかもしれませんが、Iさんご自身合同誌に関しては売れ行きの好調さは私の絵によるところが大きいこと、自分だけではさして売れなかったであろう事を、私に口頭で認めています。私と懇意である他の書き手さんと比しても、ご自身はその才に未だ及ばないことを誰よりもご自身が感じていらっしゃったのではないでしょうか?
そういった内容の愚痴めいたことを何度か聞いていますので私の憶測ではないと思います。

オンライン作家であり、オフラインでのネームバリューや同人誌のノウハウに関してはゼロに近い同人作家の小説本が、比較的短期間で完売したことについては私の絵によるところが大きいと考えます。現在はかなり自信にあふれた活動を行っていらっしゃるようですがそもそもそのオフラインでのネームバリューや評価の下地を作ったのは、この合同誌の発行によるものが大きいのではないでしょうか。

また、Iさんご自身、そうやって「私を利用した」部分があるのであろう事は、一切の許諾を得ないまま「次の本の挿画も私が描く」事にされていたことや、(これに関しては後日一度「不快である」旨を告げ、改めて「依頼」して許諾する形に変更をして貰いましたね)私のサークルのコミケットへの当落を、さもご自身のサークルの事のように語り「Oさんは落ちないから、次の本は何を出そうか」等と、おおよそ相手の感情を考慮しない発言をされたことなどからも十二分に伺えると思います。

これらの状況を鑑み、私の提示する条件は以下の3通りです。

1.中途のままの本編の続きを発行する場合、過去と同様、挿画及び装丁は私、Oに任せる。発行に当たっては、私は一切の金銭的授受を行わない。売り上げも不要、発行、編集、入稿等はすべてそちらのサークルで行い、Oはゲストの形で挿画と装丁のみを提供する。
また、本編の内容及び文章に関しては、Oは一切の指摘をしないものとする。

2.中途のままの本編の続きを発行する場合、他作家の絵を一切付けない。また「S(合同誌名称)」の名を使用する場合、「Oのイラスト」およびあらすじが元である旨を明記し、その一切の元ネタであるところの「K」掲載のOのイラストを、流用の証拠として掲載する。人物紹介のページを作成し、1もしくは2に使用したOのイラストを使用する。この場合、使用するイラストはOがコピーを提供し、その他発行の条件については1と同様とする。

3.元々が他人のネタの流用であり、初期に提示された許諾条件を満たしていない以上、今後一切、同一の設定に置ける話はオフラインで発行しない。中途の話の続きも出さないものとする。

上記いずれかの条件においてのみ、同意したく思います。

なお、1及び2の場合でも、Sさんへの謝辞は不要です。なぜならば、Sさんは「私の」友人であり、大元の設定の話に関しては、私と彼女の間で何度も電話や手紙でやり取りを重ねて行われた交流の結果としてのものであり、今回の私とそちらのように「無断で流用」されたものではありません。Iさんご自身にはSさんは一切関わりがないばかりか、その大元の設定がどういったものであるのかさえご存じない方に、形ばかりの謝辞だけを示されてもおそらく周囲も本人も困惑するばかりでしょう。また「私の親しい友人」である方のお名前を全く面識のない方に表面的な謝辞あるいは免罪符として口にされるのは、友人の名を汚されるようで正直、不快です。彼女に謝辞を示すべきはあくまで私であり、貴方ではありません。

 このメールを貰ったのが8月16日。正直、ダメージが大きくてしばらくは立ち直れなかった。何がって、合同誌をはじめて出したのは4年前のことだ。4年前から「パクられた」という不満を持っていたのに、それでも友達づきあい「してくれていた」だなんてcry.png彼女は私を「格下」の「能力も名声も何もない」「未熟な字書き」だと考え、それを「使ってやった」と思っていたのだ。確かに、このジャンルに入った頃の私は書き手として未熟だったと思う。今思えば赤面モノの失敗もした。他人の矜持を傷つけたりもした。むしろ人間そのものとしても未熟だったのだ。それを恥じて反省こそすれ、言い訳をするつもりはない。
 だが、私はそれでもOさんと「友達」のつもりだった。合同誌だってまさか「パクリを見逃してやるために」一緒に本を出そうと言ってくれたのだとは思わず、身の程知らずにも「私の書く話が好きだから」描いてくれるのだとばかり思っていた。私はOさんが好きだったが、彼女はそうではなかった。私は彼女の絵が好きだったが、Oさんは私の小説などどうでもよかったのだ。4年前に言ってくれれば、パクラれて不愉快だと言ってくれていれば、それ以上近づきなどしなかったのに……!

 しかし、だ。「パクリ」だから「今後続きを出すな」と言われるのには納得がいかない。確かに元のネタはOさんのものだが、細かな設定を詰めて話を書いたのは私だ。それでもパクリに当たるのだろうか?例えば科学の世界では「アイデア」を口頭や新聞記事などで出しただけでは認められず、そのアイデアを論文という形にして論文誌に掲載されることではじめて「オリジナル」として引用される価値が生じる。同様に、同人誌であっても「形になっていないネタ」には「パクリ」という概念は発生しないと思うのだが、この疑問は間違っているのだろうか?

再びOさんのメールを引用する。

「盗作」まで行かずともいわゆる「ネタパク」、他人のアイデアを無断で流用したとして非難したと思いますし、非難されるに足る行為であったと思います。

ところが、「教師のための著作権法講座」には以下のように書かれている。

アイディアは保護対象ではありません
著作権法の保護の対象は、客観的に思想や感情が表現されたものですので、その表現の素となったアイディアや着想はそれ自体としては保護対象ではありません。アイディア等の保護は、非公開の営業秘密のようなものであれば不正競争防止法の保護対象となり、また、公開するものであれば特許庁の登録を受けて特許法等の保護対象となり得ます。

また、同人関係の著作権まとめサイトにも以下のように書かれている。

Aさん(先発)とBさん(後発)の作品が同じ題材(アイディア)を使っていても問題はありません。なぜなら著作権とは著作物にあるのであって題材に有るわけではないからです。そして、著作物とは「思想感情を創作的に表現したもの」です。Aさんの方がBさんより先に書いたのだから、ネタが被った場合Aさんに優先権を認めてもいいじゃないと思うあなた。その考え方はBさんの作品に対する著作権を侵害する可能性がありますよ。著作権とは著作物を創造したときに発生するのであって、先発も後発も同等にその権利を認めているのです。そして、アイディアには認めていません。

 Oさんの「アイデア」は、作品という形になっていない以上、著作権法の保護は受けない。だが「法的に保護されないからといって倫理的にネタパクが許されるのか」という疑問は残る。少なくともOさんは「許されない」と主張する。だが、先のまとめサイトは逆に「アイデア」の流用は認められるべきだと主張する。

題材とは作品を構成する上での一要素にしか過ぎずそれをもって「思想感情を創作的に表現したもの」とは言えません。そして、その一要素に先発優先権を与えてしまったら使える題材(アイディア)がどんどん減っていき、結局のところ誰も創作活動ができなくなってしまうのです。アイディアは故意であれ、偶然であれ、先発後発関係なく誰が使っても問題ありません。アイディアの先発優先思想は全ての創作活動を阻害すものです。あなたは先人のアイディア(ネタ、題材)を自由に使えるという恩恵に浴しています。アイディアを保護することはかえって創作活動の邪魔をする事になります。著作権とは創作という私達の文化を発展に寄与する事と著作権者の権利のバランスをとる為にあるのです。

 全く同じアイディアを使ってなおも作品を創ることが許されるのであれば、至るところでネタの違う私の作品はOさんに責められる理由も、ましてや許諾を得る必要もないことになる。よかったよかったsmile.pngこれで安心して続編が出せる……と言いたいところだが、Oさんは小説における自分の寄与を主張している。
 再び、Oさんのメールから引用:

初稿、2稿、3稿、最終稿と、Iさんの「書き手」としての未熟さを補うため、破綻したストーリー全体の欠点を指摘し、修正案を出し、語彙の少なさから来る重なり合った表現や、読み返しの不足から来る数々の矛盾点を指摘し、多人数を描くことに慣れない、文章力や状況把握能力の不足から来る構成の欠陥を指摘し、伏線の必要性やその必要箇所を提示し、日本語力の不足から来る、致命的なまでの日本語の用法の誤りや誤字脱字などを時間を割いて多々指摘し、何度も修正を促しています。

 つまり小説における「創作的表現」に関与しているのだから、合同誌の著作権は自分にもあるという主張だ。だがよく考えてみるとこれはおかしい。何故なら、このような作業は商業小説においては「編集者」や「担当」といった人が請け負っているが、彼らが「著作権」を主張しているという話はついぞ聞いたことがないからだ。少なくとも、私が本を出すことを合理的に差し止められる根拠にはならないだろう。

 というわけで、今後の方針。

  • 印刷代を明らかにしてもらい、お金をきっちり返してもらう。

  • 小説に関してはOさんの関与のない形で発表を行う。

 書いてみると実に当たり前のことのように思えるんだけどな……cry.png合同誌発行における尽力は、Oさんから言われるまでもなく本当に感謝してもしきれないし、小説を本の形で出す楽しみを教えてくれた恩もある。だけど、お金の問題における誠意のなさや、合同誌に関する非難を考えれば、もう「恩義」を感じることはできない。そしてそのことを責める権利は、彼女にはないはずだ。私は別に彼女を糾弾しようとは思わない。彼女には彼女の事情があるのだろう。私は、お金を返してもらった上で、自由に本が出せればそれでいいのだ。

Posted by izumi at 23:29 | コメント (0) | Clip!!
2004年08月20日

今までのまとめ(私が払った印刷代金編)

 合同誌の印刷代金に関するトラブルを、とりあえず時系列順にまとめてみる。

平成12年8月14日
合同誌の印刷代金63250円をOさんの口座に振り込み
平成13年7月4日
2冊目の合同誌の表紙代金20000円をOさんの口座に振り込み
平成13年7月24日
同合同誌本文代金60000円をOさんの口座に振り込み

印刷代金は全額私が負担し、完売した時点で全額を返金してもらう約束だった。いずれの印刷代金も、Oさん試算による「見込金額」。1巻目は1冊600円で、2巻目は1冊800円で頒布。どちらも印刷は100部。

その後完売したとの話をOさんから聞くが、お金は渡して貰えず。
平成15年の夏の大祭にてOさんの別の金銭トラブルの噂を聞き、秋頃に誕生日プレゼントと共に印刷代金返却や以前に貸したお金・旅行代金について問い合わせてみるが返事なし。

平成15年12月1日
Oさんが1冊目の合同誌を再版したことをSさんから聞く。

私への事前の問い合わせや了解はなし。すぐに携帯メールで聞いてみたところ

再版の印刷費は初版の売り上げで出しました。事後承諾になっちゃったけど、夏頃から再版はかけるつもりではいたので。2は3を出すときに一緒に再版かけたいのでそっちの売り上げはスプール中。3出すのに前半が在庫ないってのもね…借りてるお金は少しずつ返したいです。すんません。

との返事。個人的にはお金の問題にカタもつかないというのに勝手に再版されたことがかなりショックで、今後のことなど考えられなくなる。とりあえず全てはお金の件をはっきりさせてから、ということで以後Oさんとの長い長い攻防がはじまる……一連のやりとりはまた別のエントリにまとめることにする(長いんだよ……confused.png

Posted by izumi at 23:05 | コメント (0) | Clip!!
2004年08月10日

今までのまとめ(純粋な?借金編)

 とりあえず、純粋に貸して返ってきていないお金やキャンセルした旅行代金だけまとめてみる。

 平成12年12月12日に、50000円を銀行振込で貸与。  平成15年6月に行く予定だった旅行のキャンセル代金が15245円。(振込額は19495円)  純粋に返してもらう金額は、合計で65245円。

結構な額になるなあconfused.png

Posted by izumi at 01:00 | コメント (0) | Clip!!
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